ウィキペディアによると印刷とは、インキにより、紙などの媒体に文字や絵、写真などの画像を再現することを指し、印刷された物を印刷物という。とあります。
しかし、今や気体以外の全ての物体に対して印刷することが可能となりました。
また、インキに代わる様々な材料も生まれる中、私たちは、「様々な媒体を介して、文字や絵、写真などの画像を再現すること」と定義しています。



版の凹凸により印刷する古典的手法です。版の凸部にインクを付けて、紙に転写します。
版の材料としては、古くは石や木を利用して手彫りで作成した時代がありましたが、その後、金属の版が開発され、金属材料を溶解、流し込んで大量に作成できるようになりました。
また1文字1文字を活字という形で制作し、この活字を1文字ずつ組み付けることによって製版する活版法も発明されました。
当社も大正4年の開業時は、この木版や活版を利用した印刷を行っていました。



版の凹凸を利用する印刷法の一つで、インキを版の全面に付けた後、凸部のインキを掻き取り、凹部に残ったインキを紙に転写します。
刷版の耐久性があり、大量印刷に適しています。また、微細な画像を表現でき、インキの盛り量も多量にできるため、偽造防止の目的で紙幣や印紙の印刷などに採用されています。



平らな金属製の版の上に、写真の技術を応用した化学的処理により、親油性の画線部と親水性の非画線部を作成した版を使います。この版に水を塗ると、非画線部に水の層が出来ます。その後、インキを塗ると、画線部だけにインキが転写されます。
続いてこの版をゴム製の版に転写させると、画線部のインキだけが、ゴム版に転写され、そのゴム版のインキを用紙に転写して印刷します。
一般的にはオフセット印刷と平版印刷は同義で理解されていますが、オフセットとはインキが版からゴム版に一旦転写されることを指しており、本来、平版印刷と言うのが正しい。



油紙などの版材に微細な孔を開け、その穴にインキを通して、下に置いた紙などに転写する方式です。
謄写版やプリントゴッコ、リソグラフなどがこの方式で、Tシャツやボールペンなどへの印字にも利用されています。



無版式印刷とは、製版フィルムや刷版などを作成しないで、直接用紙に印刷する方式です。
所謂プリンター(トナー方式、インクジェット方式、サーマル方式、ドットプリント方式)や、コピー機などもこの方式です。